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ディスプレイネットワーク広告のオークション

Google広告では、表示する広告と掲載順位、掲載費用によってオークションされる。
掲載順位は広告ランクによって決まる。広告ランクの基準は上限クリック単価と品質スコアによって決まる。

1クリックの実際の金額は設定された金額より低くなる場合が多い。
実際の金額は、オークションの最低料金を支払うための金額になる。

ディスプレイネットワークの広告オークションの特徴は以下の通り

  • ・2番目の掲載順位の広告を上回る支払い、掲載位置によって支払う増分のクリック分のみ
  • ・上記以外のクリックは、2番目の広告と同じクリック単価となる。
  • ・オーディエンスターゲティングを使用している広告は、サービス手数料が追加でかかる場合がある。
    その場合は、オークションの前に上限入札単価が引き上げられ、オークションの終値に手数料が追加される。

増分クリック数について

広告の掲載位置が違えば効果も異なる。
例えば、2つの広告掲載できる広告ユニットで目に留まりやすい広告では10回のクリックがあり、
2番目にアピールが期待できる掲載位置では8回しかクリックがなかった場合、2回のクリックの差が最上位に広告が掲載されることによって発生した「増分クリック」となる。

2回の増分クリック分で最上位の掲載位置を獲得した支払いは、2番目の順位の金額より1円多い額になる。
残り8回のクリック分は2番目の金額となる。

まとめ
実際のクリック単価は、掲載順位が2番目の品質スコアと入札単価に基づいて算出される。(サービス手数料も単価に含む)

例:広告オークション

広告主 上限クリック単価 品質スコア 広告の表示/非表示
Aさん 500円 10 表示
Bさん 300円 10 非表示
Cさん 100円 10 非表示

上記の場合、Aさんが必要な金額は301円。
広告ユニットには広告が1つしか表示されないため、このクリックは増分クリックとみなされる。

例2:広告オークション

広告主 上限クリック単価 品質スコア 広告の表示/非表示 掲載順位の相対クリック率
Aさん 500円 10 表示 3.0
Bさん 300円 10 非表示 1.0
Cさん 100円 10 非表示 対象外

上記は複数の広告を表示する広告ユニットがある場合。
広告は掲載順位によって効果が異なり、クリック獲得しやすくなる。これを表すために「相対クリック率」という概念を今回表に追加している。

この例では2番目より最上位の方が3倍のクリック数を獲得できる。
Bさんの場合、現在より下位の順位では広告を掲載されないため、獲得するクリックは増分クリックとみなされる。
このため、Bさんのクリック単価は101円となる。

Aさんの場合、実際のクリック単価は、最上位の掲載位置を得たことによる増分のクリック数と、Bさんの実際のクリック単価の両方によって決まる。
表の「掲載順位の相対クリック率」を見てみると、Aさんの掲載位置は、Bさんの3倍クリック数が得られる。
このため、全クリックの3分の2が増分クリックとなり、残り3分の1は2番目の掲載位置でも得られるクリックとみなされる。

Aさんが獲得したクリック数が3回だった場合、1回目のクリック料金はBさんの支払い額と同額で、残り2回は301円となる。

しがってAさんの費用は以下の通りとなる。

クリック数 クリック単価 費用総額
1回 101円 101円
2回 301円 602円
合計:3回 実際のクリック単価:234円 合計:703円

Aさんの1クリックあたりのクリック単価は最終的に234円となる。
これは、費用総額をクック数で割ったもの。

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ryosuke

フリーランスWebデザイナーとして活動中。Webデザイン・コーディングをメインに約8年の実績を積み重ねてきました。大阪市在住、アラフォー男子。大学中退→広告代理店でグラフィックデザイナー10年→WEBエンジニアになるため200万円セミナー投資して転職活動したが失敗→Webデザイナーに転職→フリーランスに転身。日々の暮らしが楽しく豊かになる人生を目指してコツコツ励んでます。

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